■真言密教祈祷とは
あらかじめ要約できない事をお断りした上で記せば、手に印契を結び、口で真言を唱え心を集中させます。さすれば、行者の心が御仏と重なり俗なるものから聖なるものへと変化していきます。こうして、御仏と一心同体となるまで続けた後に様々な願い事を御仏にお願いする事を言います。
■加持とは
「加」は御仏の慈悲心を指します。慈悲心は全宇宙に降り注がれています。 しかし、信心のないものや愚行・邪見の輩には感じ取る事が出来ません。従って、御仏の慈悲に触れる事が叶わず、更に愚行を犯してしまいます。 御仏の慈悲を感じ取る心を「持」と言います。 煩悩(欲望)を捨て御仏の慈悲に触れれば、災いが除かれ安寧に暮らす事が出来ます。
■護摩法とは
護摩という言葉は、サンスクリット語の「捧げる」を意味する言葉から派生していると言われています。 すなわち、火中に供物を投げ入れて天上界にいる神々に祈りを捧げる儀式を言います。一般には、人々の幸福を願って焚かれ、智慧の火に供物を捧げる事で行者自身の無明煩悩を焼き内面を浄化し、本尊並び諸尊に願いを叶えてもう儀式を言います。